介護の仕事において、夜勤に積極的な姿勢は大きなPRポイントとなります。例えば、夜勤専門の求人に関して言えば、採用率は非常に高いことが言えるでしょう。給料の相場も良く、派遣で働く場合では日給三万円近くという求人も探せばあります。
夜勤は長時間勤務になることが多いため、週5日ペースで働くことは、体への負担を考えると事実上無理があります。そのため、だいたい月10日前後の勤務が現実的となります。それでも、月給に換算すると三十万円前後となるため、介護業界で言うと高収入と言えるでしょう。
福祉関連の仕事は女性が多い職場なため、日勤勤務希望者が多く、夜間に働ける職員は貴重ということとなり、給料の相場なども、日勤よりもかなり条件が良くなる傾向があります。派遣されている施設との契約更新がなかった場合でも、基本的に売り手市場なため、次の仕事は見つかりやすく、雇用面の心配は必要ないと言えます。
とはいえ、スキルアップという面を考えると、派遣雇用では重要な仕事が任せてもらえない傾向も強く、スキルを身に付けられないというリスクも生じます。このため、スキルアップなどを重視したいケースでは、直接雇用の仕事を探す方が無難と言えます。パート雇用の場合でも、割増時給とは別に夜間手当などが出る施設が一般的なため、日給三万円を超えるケースも少なくありません。夜勤専従の仕事に関しては、正社員募集が少ないことがデメリットなため、正社員への道としては険しいと言わざるをえません。